
こんにちは、理系パパです。
今回は藤井聡太の話ではなく、藤井聡太の今後のライバルになるであろう人を考察していく。
藤井聡太以外のタイトルホルダーは3人いる。
渡辺名人、豊島竜王、永瀬王座だ。
それぞれの年齢は現在、以下の通りである。
- 渡辺名人が37歳
- 豊島竜王が31歳
- 永瀬王座が29歳
藤井聡太からすると全員10歳以上の年上であり、ライバルといえるほど歳が近いわけではない。
では今後藤井聡太とタイトル争いをしていくのは誰になっていくのだろうか。
結論からいうと、伊藤匠四段が数年後に台頭してくると期待している。
その根拠を挙げていく。
伊藤匠四段がライバルとなる理由


①将棋に華がある
ABEMAトーナメントで伊藤匠四段の将棋を見たことがあるのだが、彼の将棋は見ている人を引き込む力がある。
例えば
船江六段戦では、伊藤匠側の自陣がほぼ初期配置の状態で相手を追い込むとても派手な将棋を指した。
菅井八段戦では大接戦の熱い戦いを見せたりと、ついつい見入ってしまう将棋をいくつも指していた。
将棋に華があることと将棋の強さは比例するのかは私にはわからないが、羽生九段や藤井聡太の将棋にも華があることを考えると、一つの大事な要素になりえるのではないだろうか。
②新人王戦優勝
つい最近、伊藤匠四段は新人王戦を見事優勝した。
新人王戦とは若手棋士のみが参加できる棋戦である。
過去の新人王からは数多くのタイトル保持者が生まれている。



もちろん藤井聡太も優勝経験がある。
伊藤匠四段は初参加の新人王戦で優勝をもぎとってみせた。
これは、大一番で勝てる精神力があるということだ。
大事な戦いで勝ち切ることができるというのは、棋士に必要な能力だと考える。
③寡黙で落ち着きのある性格
伊藤匠四段はかなり寡黙で落ち着きのある性格をしている。
まだ19歳だがすでにかなり大人びているようだ。
あの若さであの落ち着きは、脇目も振らず将棋に真摯に向き合える力があるように思える。
プロになりたての棋士だとプロになったことに満足して、デビュー時にあまり勝てない棋士も少なくない。
それに比べ伊藤匠四段は一年目からかなり活躍している。
このまま順調にいけば各タイトル戦での活躍も大いに期待できるだろう。
最後に


これらの理由から伊藤匠四段が藤井聡太のライバルになっていくと思う。
余談になるが、伊藤匠四段が当時奨励会時代のとき、藤井聡太は29連勝で話題になっていた。



このとき「早く負けろ」と思っていたらしい。
藤井聡太に対するライバル意識は相当にあり、かなり負けず嫌いでもありそうだ。
そんな彼が今後藤井聡太に追いついていくことは間違いない。
当時は将棋に興味がなく、羽生VS森内戦を全くリアルタイムで楽しめなかった私は、藤井VS伊藤戦が今後幾度となく繰り広げられることを楽しみにしている。


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