【藤井聡太が竜王となった日】なぜ豊島竜王を攻略できたのか?

理系パパ

こんにちは。
藤井四冠が誕生しましたね。

藤井聡太が竜王戦第4局に勝利し、4勝0敗の結果で竜王獲得となった。

まずはこの日を生で見ることができて、本当に嬉しく思う。

今日は将棋界にとって歴史的な日となる。

きっと10年後も100年後も、今日の場面は何度もTVで放映されることになるだろう。

藤井聡太は今日で四冠となり、将棋界の序列も1位となった。

これは藤井聡太の一強時代の幕開けだ。

まずは今回の竜王戦を簡単に振り返りつつ、なぜ豊島九段を超えることができたのかを考察していく。

目次

 竜王戦の振り返り

竜王戦はほぼ完勝という内容であった。

第一局

劣勢からの逆転劇で4五歩という自玉を危険にさらす派手な手により豊島竜王の指し手を乱し、そのまま勝ち切っていた。

第二局

70手という短手数での圧勝劇。

第三局

3一銀〜2二角という常人には見えない手からそのまま寄せ切るという、光速の寄せにより勝利。

第四局

豊島九段の3五桂という緩手に対し、「読んでました」と言わんばかりに一瞬の隙をつき、一気に寄せ切ってしまった。

私は何が起こったのか全く分からなかったが、藤井聡太読みの深さを垣間見えた気がして、感動した最終局だった。

上記のように、今回の番勝負はあの豊島九段を圧倒する結果となった。

なぜ豊島九段を超えることができたのか

唯一勝てない相手

有名なことだが、藤井聡太は当初豊島九段を苦手としていた。

勝率8割超の藤井聡太は、去年までは豊島九段にだけは全く勝てず、0勝6敗の成績であった。

その後、朝日杯で豊島九段から初勝利を挙げ、さらに王位戦は4勝1敗叡王戦は3勝2敗と好成績をあげた。

ただこれら棋戦は藤井聡太に軍配はあがっていたが、圧倒的ではなかったように思う。

王位戦第一局では、藤井聡太が珍しく完敗していたし、他の対局でも序盤の劣勢状態からなんとか終盤で逆転したりと、豊島九段とは一進一退の攻防を繰り広げていた。

それが竜王戦では藤井聡太の独壇場になってしまった。

完全に豊島九段を上回ったといってもいい。

なぜ豊島九段を攻略できたのか

私は豊島九段を攻略できた理由は複数あると考察する。

それぞれ要因をあげていく。

①苦手意識の解消

藤井聡太の豊島九段への苦手意識は、王位戦と叡王戦ではまだ残っていたように思う。

王位戦第一局のように藤井聡太らしからぬ悪手により、完敗で終わった対局もあったし、普段ならそのまま圧倒していく局面でやや受けに回る手を指してる場面などもあった。

しかしながら、王位の防衛と叡王の奪取により、完全に苦手意識は解消されたのではないだろうか。

苦手意識さえ解消すれば、藤井聡太が勝つ可能性が高くなるのは当たり前となる。

藤井聡太のレーティングは2070、豊島九段は1920程度。

このレーティング150差は勝率に換算すると藤井聡太の勝利確率は70%なのだ。

地力では藤井聡太が間違いなく強く、今回の竜王戦ではのびのびとそして最善手を追及する藤井聡太らしい将棋を見せてくれたように思う。

②序盤研究の強化

過去の対局をみると、豊島九段は藤井聡太をいつも徹底的に倒しにきていた。

豊島九段は以前藤井聡太に関してこう発言している。

彼が、5年か10年後かわからないですけど、一番強くなるであろう時に自分もなんとか戦えるようにしたい。
自分もあまり長く活躍したいという気持ちは少なかったんですけど、彼がいるのでやっぱり戦ってみたい

この発言の通り、藤井聡太が全盛期になるまで負けられないという意思が将棋にも表れていた。

そんな豊島九段の藤井聡太に対する勝ち方は序盤で引き離し、そのまま勝ち切るというスタイルであった。

藤井聡太は毎回序盤で時間を使わされ、そのまま劣勢になり、負けていた。

しかし竜王戦では藤井聡太と豊島九段の持ち時間の減り方は同レベルで、藤井聡太の序盤研究はとうとう豊島九段に追いついたようにみえた。

多忙な藤井聡太がどのように序盤研究に時間をさけたのかは、正直わからない。

ただ、これまでの豊島九段との対局の分析やこれまで対局中に読んできた膨大な手数を積み重ねて克服してしまったのだろう。

序盤戦術が対等になってしまえば、藤井聡太の中終盤力に勝つのはたとえ豊島九段でも難しく、今回の竜王戦ではほとんど粘れずに負けてしまったのだろう。

③19番勝負

今回の19番勝負は、豊島九段側に相当なプレッシャーがあったに違いない。

王位を防衛され、叡王を奪取された直後に、竜王まで狙われる側の立場だ。

負け越している相手に、3度目のタイトル戦を挑まれて、平常心で望むのはかなり難しい。

さらに、豊島竜王の序盤研究の準備も、この短期間に19番分用意することは至難の技だ。

後半になればなるほど、作戦がなくなっていき、ジリ貧になっていった部分もあったと考える。

最後に

藤井聡太ファンとしては、藤井四冠となったことが本当に喜ばしい。

理系パパ

今後どのように八冠に到達していくのか、私は楽しみでしょうがない。

しかしそれと同じくらい、渡辺名人、豊島九段、永瀬王座、羽生九段、今後台頭してくる棋士たちがどのように藤井聡太を攻略していくのかも、非常に興味深い。

今後も藤井聡太の活躍を大いに楽しみにしている。

最後までご覧くださりありがとうございました!

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